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為替占領

題名:為替占領
著者:岩本沙弓
出版社:ヒカルランド
発行年:2011年7月
定価:1600円

ミッキーの独断評価

驚愕度   ★★☆☆☆
おススメ度 ★★★☆☆

著者は、銀行の為替ディーラーだった人で、日銀の為替介入の時に、
実際のディーラー業務をされた事があるそうです。

金融関係に詳しくないと、読みづらいかもしれませんが、
自分の考えを、事実に基づいて論理的に説明されており
なるほど……と思うところも多々ありました。

最近は、もう少し素人向けの本もあるように思うので、
少し辛めの評価となってしまいまいたが、良い本だと思います。

前書きには

何もかも遅きに失す政権が、為替介入の手際だけがやけに良いというのは
どうも合点がいかない。

そこまで考えているのであれば、株式市場も1週間ほどクローズすればよかったではないか。
911同時多発テロの再には米国市場とて、狼狽売りを避けるために1週間は開けなかったのだ。
……
3月14日から18日の外国人投資家の売買が、8915.4億円と前週と比べて、10倍超の過去最高
に迫る大幅な買い越しであった。
……
蓋を開けてみれば、日本人があわてふためき株式を叩き売る中で、結局は安値で買う機会を海外勢に
提供しただけとなった

とか、

現在の円高は、実は実体経済にはほとんど悪影響を及ぼさない。
円高=悪というプロパガンダによってもたらされる実質的なマイナスは

変動相場=アメリカの借金棒引きの方法
日本の何兆円もためこんだドル資産を、目減りさせる事


メディア報道(2010年8月)では
「国の借金は904兆円、国民一人当たりの借金はとうとう700万円を突破」
となっているが、客観的な状況を誤らせるような表現。

・国の借金ではなく、政府の借金(政府が国民から借金をしている)
 国民からみると、一人当たり700万円、政府に貸し出しをしている(資産を持っている)

・借金もあれば資産もあるはず。資産もはっきりさせず、借金だけ言うのはおかしい
 2010年9月の政府発表資料(資産循環統計)では 
 負債1041.5兆円、資産468.8兆円、(金融資産のみ)

2002年の日本国債の格下げ(米国格付け会社による)の時に、
黒田財務官は、格付け会社に以下のような書簡を送り、格下げに対する説明を求めている

1.日・米など先進国の自国通貨建国債のデフォルトは考えられない。
 デフォルトとして、いかなる事態を想定しているのか

2.格付けは、財政状態のみならず、広い経済全体の文脈、特に経済のファインダメンタルズを
考慮し、総合的に判断されるべきである。たとえば、以下の要素をどのように評価しているのか

・マクロ的に見れば、日本は世界最大の貯蓄超過国
・その結果、国債はほとんど自国で極めて低金利で安定的に消化されている
・日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高

3.各国間の格付けの整合性に疑問。次のような例はどのように説明されるのか

・一人当たりのGDPが日本の3分の1でかつ大きな経常赤字国でも、日本より格付けが高い国がある
・1978年のポンド危機とIMF借り入れの、わずか2年後(1978年)に発行された英国の外債や双子の赤字
の持続性が疑問視された1980年代半ばの米国債はAAA格を維持した
・日本国債がシングルAに格下げされれば、日本より経済のファンダメンタルズがはるかに格差のある
新興市場国と同格付けとなる

極めて正論で、これが財務省の認識。


日本政府(財務省?)が、税収を上げるために、マスコミを利用して
国民を巧妙に誘導しているのが、良くわかりました。
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ジャンル : 本・雑誌

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何事にも好奇心旺盛な♂です。
船井幸雄さんのファンで、そこで紹介されていた本をよく読みます。

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